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フィラリアのお話(part5)

►2009/06/07 23:29 

フィラリアシリーズも今回でとうとう5回目です☆
今回でシリーズ最終回にしようと思っていたのですが、長くなってしまったので最終回は次回に延期となりましたwwwwwwでも是非最後までお付き合い下さいね♪


part1からpart4まで読んで下さった方は、フィラリアの怖さを充分に知って頂けたのではないかと思います。

↓過去のフィラリアシリーズ、読んでない方はこちらから是非読んで下さいね♪
part1
part2
part3
part4


さて、今回part5では、もしわんちゃんが万が一フィラリアに感染してしまった場合の治療方針に関して(←これ、フィラリアの知識の中では私も苦手分野なので、自分自身の復習も兼ねてますww)書いていきたいと思います(・∀・)







◆もしフィラリアに感染してしまったら??

まず最初に。ひとつだけお願いです。
もし万が一あなたの愛犬が、あなたがフィラリアの予防をしてあげることを怠ったために感染してしまったとしたら、まず深く反省し、これからはもっと愛犬の健康に留意し、治療に励んで下さい。




…さて、このシリーズで何度もお話しているように、フィラリアは予防が一番です。ですが、もし万が一感染してしまっていたら、どのような治療が行われるのでしょうか。簡単にご説明しましょう。




まず血液検査によってフィラリアに感染していることがわかった場合、レントゲンや超音波検査、さらに詳しい血液検査などによって、どれほどの数のフィラリアが心臓に居るのか、そしてどの臓器がどれほどダメージを受けているのかなどを調べる必要があります。ここまでは、感染が判明した場合一般的に行われることです。




そしてその後の治療方針は、大きく分けると3つに分けられるようです。


①ひとつが、外科的な治療。
もっとわかりやすく言えば、手術です。以前少し書いたように、私の勤める病院でも年に数回行われている手術ですが、首の太い静脈、頸静脈から細長い器具を心臓に向かって入れ、心臓内のフィラリアを直接取り出す方法です。

ですがこれはとてもアグレッシヴな治療法。リスクも高く、何よりこの手術を実際に行っている病院は限られています。私の病院でこの手術を行うときも、30分というタイムリミットを設けていて、それ以上長時間に渡る手術を行うことはありません。

ですからこれは、この手術を行わないと助からないと考えられるほど多数のフィラリアに感染しているわんちゃんや、実際に急性症状が出てしまったために緊急的に行われる場合がほとんどなんです。






②二つ目が、猛毒とされる「ヒ素」を使い、成虫を殺すというもの。

…容易に想像できるとは思いますが、こちらも非常にリスクの高い方法。猛毒を使用しなければなりませんし、ヒ素によってフィラリア成虫が一度に死ぬことで血管に詰まりますから、感染数が多かったり、老齢な子には選択されません。実際、現在はこの方法をとる病院は減ってきているようです。




③そしてもうひとつが、温存療法といわれるもの。
これは、これ以上フィラリアに感染しないよう予防を行いながら、心臓のフィラリアの寿命が尽きるまで待つ、という保守的な方法です。(この点に関しては私もそこまで詳しくない上に、最近では病院によって様々な見解があるようなのですが、現在分かっていることのみを書きたいと思います)


シリーズ第三弾でお話したように、フィラリアに感染している場合に予防薬を飲ませると、致死的な副作用が出る恐れがあります。この副作用のそもそもの原因というのが、心臓の成虫によって生み出され、全身を巡っている子虫、ミクロフィラリアが薬によって一度に死んでしまい、血管に詰まったり、体内でその大量のミクロフィラリアの死体が分解されると、大量の毒が流出することで起こるのだそうです。


ですが、一言にフィラリア薬と言っても実は数種類あり、その中には血液中のミクロフィラリアを殺すことなく、蚊に刺されることによって皮下~脂肪組織中に入り込んだ幼虫だけ(以前お話しましたが、フィラリアは一度蚊の体内に入らないと成虫にはなれません)を殺せるものがあるのです。この予防薬を使用して新たな感染を防ぎつつ、心臓の成虫が寿命で死ぬまで待つのです。
ですが、フィラリア成虫の寿命は一般的に5~7年と言われています。つまりこの治療の場合、それだけ時間がかかるということです。




また一方、ミクロフィラリアも殺してしまうタイプの予防薬を月に一度、一年以上投薬し(15~6ヶ月程度が一般的と思われます)、それと同時に副作用対策として、ステロイドの投薬をするという方法もあるようです。これに関しては私自身詳しくないのであまり書けないのですが(勉強不足ですいません><)、私の勤める病院ではこちらの方法をとることが一般的なようです。

このタイプのフィラリア薬の場合、成虫の寿命も縮める効果があり、連続投与期間が終了した時点でフィラリア陰性(成虫が心臓に居ない状態)となれば、それ以後は一般的なわんちゃんと同様の予防法でOK,となります。









…以上、主に三つの方法のあるフィラリアの治療ですが、しかし治療できるから安心、というわけではないことを覚えておいて頂きたいのです。

①、②の方法はリスクが高いということをお話しましたが、③の温存療法でも、長い治療期間中、いつ急性症状が起こるかわかりません。激しい運動や興奮するようなことも、極力控えなければなりません。

そしてフィラリアに感染していると、もし万が一他の病気や怪我で手術を行うとき、麻酔のリスクが高くて断念せざるを得ないこともあります。

なにより、もし治療によって心臓からフィラリア成虫がいなくなったとしても、心臓はひどいダメージを受けており、二度と健康なわんちゃんのような生活はできません。生活する上で一生、様々な規制が必要になるのです。





だからこそ、フィラリアは予防が一番。

フィラリア症は予防は簡単ですが、治療はとっても大変な病気なのです。




長くなってしまいましたが、今日はこのくらいにしておきましょう。
…私自身がしっかり理解できてない部分なので、今回は結構解りづらいかもしれませんm(__)m


次回こそは本当に最終回です


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テーマ : ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル : ペット

飼い主さんたちへComment(2)Trackback(0) | Top ▲

コメント

こんばんは!
フィラリアの治療って、どれもリスク高くて
ワンちゃんの体には相当負担ですよね。
よぅこさんの病院では、外科的な治療を
年に数回もやってるんですよね。
そんなになるまで気が付かないことも
あるんですね。ちょっと辛い(TT)

でも、そうだよね。
予防を怠って大変なことになってしまったら、
まずは飼い主さんが反省して
これからは健康に気をつけないといけませんね。


No:96 2009/06/10 22:45 | kobaboo♪ #-URL[ 編集 ]

>kobabooさん
そうですね…悪い言い方なんですが、そもそもフィラリア予防をされない方って動物病院にいらっしゃる機会がほとんどないから、わんちゃんの健康にそれほど気を付けてない方ってやっぱり多いんです(みんなではないですが)。。

それにうちの地域はまだまだ田舎ですから予防してない方も多い方だし、他の病院からフィラリア患者が手術のために来ることも多いんですよね><


フィラリアに冒された心臓は、ひどいダメージが残りますから一生の問題。予防は簡単でも治療の大変な病気なので、ほんと反省して頂きたいですよね><


No:97 2009/06/11 15:24 | よぅこ #-URL[ 編集 ]

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