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フィラリアのお話(part4)

►2009/06/05 07:20 


お待たせしました、フィラリアシリーズ第4弾です☆


前回はフィラリア予防の事前検査についてお話しましたが、今回はフィラリアに感染したら実際どうなるのかについてお話していきますね(・∀・)


◆フィラリア症の症状
シリーズ一回目でお話した通り、フィラリアは最終的には心臓に寄生する虫です。そこでどんな悪さをするのか、主な症状をお話しましょう☆

その前にまず知って欲しいのが、心臓のしくみ。理科の生物が得意な人はわかるかもしれませんが、ここで簡単に説明しておきましょう。


わんちゃんや人間など哺乳類の心臓は、4つの部屋から成り立っています。
images1.jpg

自分の右手側にあるのが上から右心房・右心室で、まとめて右心系と呼ばれ、左手側が左心房・左心室でまとめて左心系と言います(画像は相手と向かい合った心臓の様子ですから、左右が逆になってます)。
それぞれの房室の間は弁で仕切られており、鼓動のたびにパカパカと開いたり閉じたりするんですが、右心系の弁を三尖弁(さんせんべん)、左心系の弁を僧坊弁(そうぼうべん)と言います。

そしてその心臓は全身に血液を送り出すポンプ役なのですが、それぞれの部屋を順番通りに血液が流れていくわけです。
まず全身から帰ってきた血液が、右心房から入って右心室へ。
そして右心室からいったん心臓の外へと出て肺に送り出され、そこで運んできた二酸化炭素を酸素と交換してもらい、今度は左心房に戻って左心室へ行きます。そして左心室からまた全身に血液は送り出されるわけです。






シリーズ第一弾でフィラリアのライフサイクルについてお話ししましたが、蚊によって感染し、皮下で成長したフィラリアは血流に乗って心臓に到達します。心臓内の血液の流れは上でお話した通りですから、フィラリアもまず右心坊や右心室に入るわけです。

その後肺へ向かう肺動脈と呼ばれる血管はどんどん細くなっているので、成長したフィラリアはそれより先には進めません。つまり、右心系にとどまるんです。
images.jpg


右心系にフィラリアがいることで、心臓はなかなか上手に肺へ血液を送り出せなくなります。
そこで心臓は普段以上に一生懸命働いて血液を送り出そうとするので、(右心系の)心臓の部屋や壁が大きくなったり分厚くなったりするわけです。これが、心肥大。その他にも、フィラリアは分泌物や排泄物を出すので、 寄生の数年後には肝臓はうっ血のために肝硬変となり、 腎臓は、免疫複合体性腎不全になっていきます。
これは慢性的な症状で、ゆっくり、じわじわと悪影響を及ぼすパターンです。


さらに右心系にフィラリアが居ることでさらに問題なのが、三尖弁。
弁は鼓動の際に血液が逆流するのを防ぐ役目を持っているので、ここに右心房から右心室へと移動しようとしたフィラリアがっひっかかってうまく閉じなくなると、血液が逆流して急性症状を起こし、放っておけば、死に至ります…。




ここまではフィラリアに感染したときに身体の中で起きることをご説明しましたが、次は外からの見た目ではどのような変化や症状が起こるのか、お話しますね。

まず慢性症状ですが、一般に寄生したフィラリアの数が少なければ、あまり見た目に症状がでることはありません。しかし、多数になると、まず肺のうっ血のために乾いた咳が出るようになります。食欲があるのに体重が減少し、毛づやがなくなります
さらに症状が進むと、走るなど少し激しい運動をすると息切れをして呼吸が荒くなり、運動を嫌がるように。そのまま放置するとやがてお腹にに腹水がたまり、異常にふくらんできます。


急性症状では、突然の呼吸困難虚脱(意識がなくなり、見るからに危ないのがわかります。このとき、舌など目に見える粘膜の色は紫になります)などの循環不全に陥ります。また、心臓のフィラリアによって狭くなった血管内を無理やり血液が通るので赤血球が壊れて中の色素が流れ出し、赤ワインのような尿をします。
ここまで来ると、放っておけば当然助かりません。。







…怖いですよね、フィラリア(;xдx)
今日はここまで。たぶん次回でシリーズ最終回になると思います★お楽しみに♪



…私はこれからお仕事行ってきまぁす(・・;)


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テーマ : ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル : ペット

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コメント

やっぱりやっぱり怖い。。。

よぅこさん♪
出勤前にお疲れさま~♪
そして、お仕事お疲れさまです!

やっぱりやっぱり怖い。。。
病気もいろいろあるけど
フィラリアは感染っていうのが
じわじわと怖さを増す感じで。。。^^;
でも、
本職ってのもあるけど
よぅこさんの知識すごいなぁ~って
ホントいつも関心してしまいます!!!


No:92 2009/06/05 22:11 | じゅん #-URL編集 ]

>じゅんさん

この日は遅番だったので時間に余裕があってブログ更新しました☆
フィラリア、、身体の中でこんなことが起きていると思うと、ぞっとしますよね(;xдx)

フィラリアに関する知識ですが、専門学校時代に何度も何度も叩き込まれ、覚えさせられたんですよ(笑)フィラリアや基本的な病気などに関する知識は、飼い主さんにきちんと説明できなければいけませんし、それなりの知識がないと獣医師との会話もうまく成り立たなかったりしますから><

でも実はここにこうして書くことで、私自身の復習や、さらに詳しい知識を身に付けることも狙いのひとつだったりしますwwwwww


No:93 2009/06/06 23:04 | よぅこ #-URL編集 ]

ひーっ!怖いですねフィラリア。
心肥大、肝硬変、腎不全…
血液の流れを止めていろんな症状も出てくるんですね。
でもホント、予防が大切でね。
そして、年に一度でも健康診断しないと。


実は、昨日聖さん見ちゃいました!
ほんとキレイな声(まさに天使の声)で、
道行く人も立ち止まって聞いていました。
私も
うっとり聞かせていただきましたよ♪

帰りに少しガンバって声を掛けてみました。
「よぅこさんから聞いて来たんです」って、
そしたら、「いつも応援してもらってるんです♪」とニッコリ。
んーとてもいい青年でした。


No:94 2009/06/07 03:25 | kobaboo♪ #-URL編集 ]

>kobabooさん

フィラリアに感染していると、本当に不都合なことが多いんですよね(*_*; 
次でシリーズ最終回ですが、そちらでも色々お話したいと思っています☆

おぉ(・∀・)ついに聖さんに会えたんですねi-199しかも頑張って話しかけて下さったみたいで…すごく嬉しいです(*>ω<*)あの透き通った歌声とほんわかな人柄は、本当に素晴らしいですよね。 これから応援して頂けると嬉しいです♪


No:95 2009/06/07 21:41 | よぅこ #-URL編集 ]

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