スポンサーサイト

►--/--/-- --:-- 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | Top ▲

フィラリアのお話(part2)

►2009/05/22 23:04 


前回の続きが遅くなってしまってすいません><

またまた書いてる途中に記事が消えたり、(しかもまたUP直前)
精神的に色々と落ちることがあったりで、なかなか書けずにいました(言い訳…)



ですが前回(こちら)の続き、フィラリアについてまた書いていきたいと思います(・∀・)


タイムリーな話ですが、こないだまたフィラリアに感染したわんちゃんが、うちの病院で手術を受け、無事に退院して行きました。今回は緊急手術ではありませんでしたが、一命をとりとめたことには変わりありません。

ちなみに、フィラリアが心臓に寄生しているときに行われるこの手術は、首の太い静脈から心臓に向かってブラシ状(試験管ブラシみたいなものです)の器具を入れ、心臓内のフィラリア成虫をからめて引きずり出すというもの。

つ・ま・り。
『生きた』フィラリアが、首にあけた穴から引きずり出されてきますwwwww苦手な人にはリアルにホラーです(笑)


ちなみに、前回の緊急手術では小型犬の心臓から60匹弱、今回は中~大型犬の心臓から50匹弱のフィラリアが取り出されましたよ…((+_+))





…さて。では気を取り直して前回の続きをいきましょう。今回は予防に関してです☆



◆予防?
フィラリアは、予防が第一。私たち獣医療従事者としては、犬を飼っている人には『必ず』、予防のための投薬を行って頂きたいと思います。


わんちゃんを飼っていて、実際にフィラリア予防を行っていらっしゃる方はおわかりになると思いますが、大抵のフィラリア予防薬は『毎月一回、決まった日に飲ませる(または滴下する)』ようになっていますよね。

でも。そこで勘違いしやすいんですが、
予防薬を飲ませたその日から一ヶ月間、お薬の効果があるわけではありません


実は、そのお薬は投薬したその時にしか効いてないんです。


じゃあ、何で月に一回で平気なのかって不思議になりますよね?では、そのメカニズムについてご説明しましょう☆



前回の記事でご説明したように、フィラリアは蚊によって媒介されます。
だからそもそも、フィラリアに感染しないようにするには、蚊に刺されないのが一番なんです。

でも、それってかなりの難題(笑)
ちなみにですが、犬や猫などは蚊に刺されても人間のように痒がることがないんだとか。だから、「うちの子が蚊に刺されてるのなんて見たことないわ~」なんていうのは大きな勘違いですのでご注意を。

話は戻りまして。

また前回の記事を思い出して頂きたいんですが、蚊によって媒介されたフィラリアの子虫は、宿主(犬etc.)の皮膚に潜り込み、2~3ヶ月は皮下~脂肪組織の中で過ごします。

で、予防薬は子虫が皮下~脂肪組織に居るこの期間にしか効かないんです



わかりやすく説明し直しますと、

一ヶ月の間はもし蚊に刺されてフィラリアの子虫が皮下に入り込んできても、放っておきます。つまり一ヶ月間は皮下に子虫を貯めておくわけです。
そして、毎月一回の投薬の日に、皮下~脂肪組織に居るフィラリアの子虫をまとめてやっつけるんです


つまり。
実はフィラリアのお薬って、予防薬じゃなくって駆虫薬なんですよ。

毎月きちんと投薬してても、フィラリアは体の中に入ってきているんです。それを、血管内に侵入される前に阻止するのがフィラリアのお薬。





したがって、一般にフィラリアのお薬は蚊の出始めた1ヶ月後から、蚊の見られなくなった1ヶ月後まで投薬する、というのが基本。最後に蚊に刺されたときにフィラリアの子虫が皮下に侵入していたらそれをやっつけなくちゃいけないですから、お薬は蚊の活動時期が終わった後まで飲ませなくてはいけません。

そして蚊の活動時期は地方やその年の気温によって差がありますから、温かい地方や年ほど投薬すべき期間は長くなるんですね。



と、ここでするどい方は『フィラリアの子虫が皮下~脂肪組織に居るのは2~3ヶ月なんだから、予防薬も2ヶ月に一回でいいんじゃない?』と思うかもしれません。確かにそうなんです。

でも…2ヶ月に一回の投薬って、すごく忘れやすくないですか??
それに、もしかしたらわんちゃんが薬を飲んだふりをして、飼い主さんの見ていないところで吐き出してるかも知れません(こういう子、実際に居ます)。

きちんと毎月投薬していれば、もし1回くらい投薬を失敗していたり忘れてしまっていたとしても、次回の投薬までに2ヶ月しか間が空きませんから、まだ子虫は血管内に侵入せず皮下に居るはずなのでお薬は効きますよね。
でも2ヶ月に一回の投薬では、一度でも投薬漏れがあると次回の投薬まで4ヶ月間空くことになりますから、フィラリアに感染してしまう可能性が非常に高くなります。これってせっかく予防しているのにもったいないことですよね。

このような理由から、フィラリアのお薬は毎月一回なんです☆





ここまで長くなってしまいましたが、できるだけ解りやすく書きました(>_<)今日はこのくらいにしておきますね♪


最後まで読んで頂いてありがとうございます(^-^*)まだまだ続きますので、次回もぜひ読んで下さい(*>ω<*)

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル : ペット

飼い主さんたちへComment(0)Trackback(0) | Top ▲

コメント

Top ▲

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | Blog Top | 
アクセス解析タイ・バンコク情報
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。