狂犬病のお話(part3)
お待たせしております、狂犬病シリーズ第3弾です☆
宣言しておりました通り、今回の記事はほんと怖いですからね、覚悟して下さいよ~><
前回までの狂犬病シリーズ記事はこちらからご覧下さいね^^
part1
part2
今回は、狂犬病を発症すると実際どうなってしまうのかについて書いていきます。
後半かなり重い内容になりそうな予感…。。
◆狂犬病の発症後は…◆
前回もお話していると思いますが、、狂犬病は一度発症してしまうとほぼ確実に、死亡します。しかも、とても苦しんで…。
潜伏期を超えた狂犬病の症状は、一般的に前駆期→急性期→麻痺期→死亡という流れをたどります。(しかしこれは資料によって様々な表現をされており、また近年の日本における狂犬病の例が極端に少ないため、情報はまちまちです。ここに書く情報は主に私が専門学校時代に習ったことをベースに、インターネット等で得た情報をもとにまとめていきたいと思います)
ではまず最初に、犬の場合の主な症状を文章でご説明していきますね。
前駆期
驚きやすく、暗所へ隠れたがるようになる。食欲不振、視線異常(光や動くものに異常な反応を示すなど)、不活発や歩行異常など。
急性期
前駆期症状の顕在化が主であるが、凶暴化の進行(目の前のものになんでも咬みつくなど)、吠え声の異常、嚥下困難(飲み込むことが上手く出来なくなる)など。興奮状態や流涎(よだれをだらだら流す)。
麻痺期
全身の麻痺の進行(最終的には歩行不能に)、最終的には昏睡、そして呼吸麻痺によって死亡します…。
(場合によっては急性期の興奮症状がほとんど現れずに麻痺期に移行するパターンもあるようです。)
そして人間の場合だと。
基本的な発症メカニズムや症状は犬も人も変わりませんが、人の場合は咬み付いたりといったことはないと思われます。
また、犬も同様ですが、喉の渇きを訴えるものの嚥下困難であるため、水さえも上手く飲み込めなくなります。そのため水を飲まないどころか恐れるようになり、患者は水を見ただけで発狂します(この症状から、狂犬病は別名恐水症とも呼ばれます)。
そして皮膚で風を感じるとその刺激によって全身の筋肉の収縮が起こるため微風さえも恐れるようになってしまいます…。
それ以外に人で現れる症状としては、言語障害や幻覚などなど。。。
それもこれも、全ては狂犬病ウイルスによって神経が侵されるため。これらの症状は、全身の麻痺と極度の神経過敏から起こってくるのです。
それ以外にも様々な症状が報告されているようですので、こちらにリンクを貼っておきます。
犬や人以外の症状も載っていますので、興味があれば見てみて下さい。リンク2には国立感染症研究所のHPから、2006年に国内で発生した方の記録がありましたので、貼っておきます。。
リンク1
リンク2
ここからはさらにリアルな狂犬病の症状を知って戴くため、YouTubeで見つけた狂犬病発症患者の方の様子を貼っておきます。(閲覧はパソコンのみ)
映っていらっしゃる方には申し訳ないのですが…本当に、怖いですよ。。
動画1
(狂犬病を発症してしまった、まだ幼い男の子…)
動画2
(これは最後まで見るとわかると思いますが、狂犬病患者への対応訓練の様子のようです。患者の様子は実は演技ですが、実際はこんな感じになるはず…)
動画3 動画4 動画5 動画6 動画7
(動画3~7は、狂犬病発症患者で奇跡的に助かった女の子のお話のようです。英語なので解りづらく、しかも長いですが、動画中に狂犬病を発症した犬や患者さんの様子が多く出てきます…。)
日本では考えられないことかもしれませんが、今現在も狂犬病の流行地域では狂犬病患者用の病棟によって患者は隔離され、こうした恐ろしい感染症との戦いの現状があるのです。
狂犬病の怖さ、ますます解っていただけましたか…??
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テーマ : ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル : ペット
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