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狂犬病のお話(part3)

►2009/08/05 03:15 

お待たせしております、狂犬病シリーズ第3弾です☆

宣言しておりました通り、今回の記事はほんと怖いですからね、覚悟して下さいよ~><


前回までの狂犬病シリーズ記事はこちらからご覧下さいね^^
part1
part2




今回は、狂犬病を発症すると実際どうなってしまうのかについて書いていきます。

後半かなり重い内容になりそうな予感…。。




◆狂犬病の発症後は…◆

前回もお話していると思いますが、、狂犬病は一度発症してしまうとほぼ確実に、死亡します。しかも、とても苦しんで…。


潜伏期を超えた狂犬病の症状は、一般的に前駆期→急性期→麻痺期→死亡という流れをたどります。(しかしこれは資料によって様々な表現をされており、また近年の日本における狂犬病の例が極端に少ないため、情報はまちまちです。ここに書く情報は主に私が専門学校時代に習ったことをベースに、インターネット等で得た情報をもとにまとめていきたいと思います)

ではまず最初に、犬の場合の主な症状を文章でご説明していきますね。

前駆期
驚きやすく、暗所へ隠れたがるようになる。食欲不振、視線異常(光や動くものに異常な反応を示すなど)、不活発や歩行異常など。

急性期
前駆期症状の顕在化が主であるが、凶暴化の進行(目の前のものになんでも咬みつくなど)、吠え声の異常、嚥下困難(飲み込むことが上手く出来なくなる)など。興奮状態や流涎(よだれをだらだら流す)。

麻痺期
全身の麻痺の進行(最終的には歩行不能に)、最終的には昏睡、そして呼吸麻痺によって死亡します…。


(場合によっては急性期の興奮症状がほとんど現れずに麻痺期に移行するパターンもあるようです。)







そして人間の場合だと。

基本的な発症メカニズムや症状は犬も人も変わりませんが、人の場合は咬み付いたりといったことはないと思われます。

また、犬も同様ですが、喉の渇きを訴えるものの嚥下困難であるため、水さえも上手く飲み込めなくなります。そのため水を飲まないどころか恐れるようになり、患者は水を見ただけで発狂します(この症状から、狂犬病は別名恐水症とも呼ばれます)。
そして皮膚で風を感じるとその刺激によって全身の筋肉の収縮が起こるため微風さえも恐れるようになってしまいます…。

それ以外に人で現れる症状としては、言語障害や幻覚などなど。。。



それもこれも、全ては狂犬病ウイルスによって神経が侵されるため。これらの症状は、全身の麻痺と極度の神経過敏から起こってくるのです。


それ以外にも様々な症状が報告されているようですので、こちらにリンクを貼っておきます。
犬や人以外の症状も載っていますので、興味があれば見てみて下さい。リンク2には国立感染症研究所のHPから、2006年に国内で発生した方の記録がありましたので、貼っておきます。。


リンク1
リンク2







ここからはさらにリアルな狂犬病の症状を知って戴くため、YouTubeで見つけた狂犬病発症患者の方の様子を貼っておきます。(閲覧はパソコンのみ)


映っていらっしゃる方には申し訳ないのですが…本当に、怖いですよ。。

動画1
(狂犬病を発症してしまった、まだ幼い男の子…)

動画2
(これは最後まで見るとわかると思いますが、狂犬病患者への対応訓練の様子のようです。患者の様子は実は演技ですが、実際はこんな感じになるはず…)

動画3 動画4 動画5 動画6 動画7
(動画3~7は、狂犬病発症患者で奇跡的に助かった女の子のお話のようです。英語なので解りづらく、しかも長いですが、動画中に狂犬病を発症した犬や患者さんの様子が多く出てきます…。)




日本では考えられないことかもしれませんが、今現在も狂犬病の流行地域では狂犬病患者用の病棟によって患者は隔離され、こうした恐ろしい感染症との戦いの現状があるのです。

狂犬病の怖さ、ますます解っていただけましたか…??


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狂犬病のお話(part2)

►2009/07/21 00:03 


毎度のことながらwお待たせしましたッ、狂犬病シリーズ第二弾です☆


前回は狂犬病の恐ろしさについて簡単に書きましたが、今回からは更に詳しくご説明して行きたいと思います。part2の今回は、感染経路と、患者の体内でのウイルス増殖についてお話していきましょう。


◆感染経路◆

狂犬病は一般的に持たれるイメージにも多いように、多くは感染動物に咬まれることによって感染します。というのも、狂犬病のウイルスは感染動物の唾液に多く排出されるんです。唾液に含まれるウイルスは、咬み傷から体内へと侵入します。
それ以外の感染経路としては、感染動物に傷口や粘膜部分(唇や目など)を舐められたり、コウモリのエアロゾル(唾液を飛ばす習性のあるものによって、空気中に微細な粒子としてウイルスが漂い、傷などから感染するらしいです)や、珍しいものでは角膜や腎臓、肝臓などの移植によって感染した例もあるようです。


前回に少しお話したように、狂犬病は全ての温血動物に感染します。後に詳しく書きますが、特に犬やオオカミ、キツネ、アライグマなどなど…は感染・発症することで凶暴化することが多く、それによって感染が拡大することが多いようです。




◆患者の体内では…◆

狂犬病の症状に関しては、かなり長くなりますので詳しくは次回ご説明します。今回は感染後、症状が起きるまでのメカニズムをご説明していきますね。

狂犬病の潜伏期間(ウイルスに感染してから発症するまでの期間)は、傷口の場所によって大きく異なります。というのも、傷口から侵入したウイルスは、末梢神経を冒しながら中枢神経系へ向かって増殖し、最終的には脳にまで達するのです。すなわち咬まれた部分、もしくは感染箇所が脳から遠ければ遠いほど発症までは時間が長く、逆に脳に近ければ近いほど潜伏期間は短くなります。
人の場合、潜伏期間は10日から数年(通常は1~3ヶ月程度)のようです。長いものでは7年という報告もあるとか。 犬などは人よりも体格が小さいぶん、発症は早くなる傾向にあります。


人も動物も、狂犬病に感染した動物に咬まれると、ウイルスはその咬傷部位の筋肉内でまず増殖し、その後運動神経や知覚神経末端に侵入します。ここからウイルスは末梢神経、脊髄へと移動し、やがて脳にまで達します。脳に達したウイルスは爆発的に増殖し、今度は神経を下行して全身に広がり、他の部位でも増殖し、唾液、血液や角膜中に多量に見られるようになると言われています。。。







…と、今日はここまで☆次回は狂犬病の症状について詳しくご説明していきます。怖いですよ~…お楽しみにっ


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狂犬病のお話(part1)

►2009/07/05 02:24 

大変長らくお待たせいたしました(笑)久しぶりに、飼い主さん向けシリーズを再開します☆

今回も出来るだけ解りやすく(ただしマイペースにw)やっていきますので、ぜひのんびりとお付き合い下さいね♪”




さて、タイトルにもあるように、今回のテーマは『狂犬病』です。



では突然ですが、まずここでひとつ質問です。

もしこれを読んでいるあなたがわんちゃんを飼っているとしたら…
狂犬病の予防接種を、毎年ちゃんと自分のわんちゃんに受けさせていますか?
万が一答えが『NO.』の方…知っていますか?獣医の許可なしに狂犬病ワクチンの接種を受けさせてないのは、『違法』ですからねっ(。・ω・)ノ゙
(もしわんちゃんの体質などの問題で狂犬病ワクチンを受けられず、獣医師の許可証が発行されているのなら話は別です)


では、なぜ法律で狂犬病の予防接種について厳しく決められているのか…是非このシリーズを読んで、狂犬病について知って頂ければわかると思います。




ではもうひとつ。今度は、皆さん全員に質問です。

狂犬病という言葉で思い浮かぶのはどんなイメージですか?





凶暴な犬のイメージ…私は専門学校に入って狂犬病について勉強するまで、この病気に関して持っていたイメージはその程度のものです。


でも今は…

私、狂犬病でだけは絶対に死にたくありません。本気で。
(狂犬病で亡くなった方や、そのご遺族の方には大変ご無礼かとは思います…申し訳ありません)



狂犬病…あのニュースを覚えているでしょうか。つい3年前の2006年11月に、海外で感染して日本で発症された方が2人、いらっしゃいましたよね。(偶然にも全く接点のない2人がそれぞれ別の国で感染し、帰国したのですが)

これは、本当に恐ろしい病気です。簡単に海外に行くことができたり、様々なものを輸入できる現代だからこそ、みんなもっと知るべきなんです。危機感を持って。

まずこのpart1では、具体的に狂犬病とはどのような病気なのか、簡単にお話ししていきたいと思います。


◆狂犬病とは

狂犬病は狂犬病ウイルスによって感染する伝染病です。
犬はもちろんのこと、全ての温血動物(哺乳類・鳥類)に感染します。そう、犬やキツネやオオカミどころか、猫も、ねずみも、馬も牛も、うさぎやハトやスズメも、、、そして人間も。体温の温かい動物は全て、狂犬病に感染し得るのです。

そしてなにより恐ろしいのは、万が一感染し、発病したら最後…100%死亡します。(助かった例もあるらしいのですが、ごくごく稀。一件だけだったと思います)



狂犬病は約4,000年前から人類に知られていましたが、高度な医療が確立した現在も、世界保健機関(WHO)によると、全世界で毎年3万5,000~5万人が狂犬病によって死亡しているそうです。

しかし、日本での狂犬病は1957 年以降発生しておらず、2006年の二件の発生までの間、1970 年にネパールで野犬にかまれ、帰国後発症し死亡した症例があるのみでした。(その最大の要因は犬へのワクチン接種、および検疫制度によると同時に、日本が島国であるということによります。詳しくはまた書きますね☆)






狂犬病シリーズに関しては、おそらくフィラリア以上に内容盛り沢山です。ゆっくりじっくり、マイペースに行きましょう(笑)

最後に…これが狂犬病を発症してしまったわんちゃんの写真です。…怖い表情してますよね。。
01-rabies-03.jpg



では次回もお楽しみに☆


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フィラリアのお話(part6)

►2009/06/11 05:41 


今回でフィラリアシリーズ最終回となりました。

↓今までのフィラリアに関するお話は、是非こちらをご覧下さいね♪
part1
part2
part3
part4
part5


最終回のpart6では、今までご紹介できなかった、フィラリアに関する豆知識について書いていきたいと思います(・∀・)!

あくまで雑学な部分もありますが、有用な情報もありますので是非チェックしてみて下さいね。




◆フィラリア雑学

*お薬の種類
今までもお話してきましたが、フィラリアの予防には投薬が必須です。

このお薬なんですが、一般的に使われているものやそうでないものも含め、実は様々な種類のものがあるんです。それらを簡単にご紹介しましょう☆


一般の動物病院で処方されるのは、錠剤チュアブルスポットタイプがほとんどです。

錠剤:何種類もあります。種類によっては、お腹の回虫なども駆虫してくれるものもあります。

チュアブル:おやつ(ジャーキー)タイプのもの。たいてい好んで食べてくれるので、飼い主さんも飲ませやすいです。ただし食事アレルギーが出てしまう子も。

スポットタイプ:ノミやダニの駆虫と一緒にできます。肩甲骨と肩甲骨の間のところに液体を落とします。(病院によっては処方していない場合もあるようです)




↓それ以外だと、こんなタイプのものもあります。

散剤:粉薬。錠剤をつぶす場合もあるようですが、通常の場合ではおなかの虫も駆虫できる薬です。

注射:現在日本で使われているものは、駆虫効果が6ヶ月間持続するタイプのもののようです。ですから、このタイプだと年に一回のみの注射でOKらしいのですが、副作用なども出ることがあるようです。全国的にどれほどの動物病院で使用されているのか、私にもよくわかりません(>_<)
また上記とは異なるもので、本来家畜用に使用されていた注射タイプの駆虫薬をわんちゃんの体重で計算し直し、月に一度の予防薬として使用することができます。(私の通っていた専門学校では最初、犬舎犬にこれを使っていました。頭数が多いために、吐き戻しなどの見逃しを避けるためと、リーズナブルであること、そして生徒の注射の練習などなど…のためと思われますww)

液剤:これも私の学校で後に使用されるようになったタイプなのですが、おそらく注射薬と同成分のものを溶媒と混ぜて使用していた記憶があります(定かではありませんが…)。透明で蜜のような液体ですが、舐めるとすっごくまずかったです…(*_*; 嫌がる犬たちに「ごめん…」と思いながら飲ませてました。。



※コリーやシェットランドシープドッグ、ボーダーコリーなど、コリー系の犬種では、お薬の種類(含まれる成分によります)によって重篤な副作用が出たり、場合によっては死亡の可能性があります。他のわんちゃんもそうですが、それも含め、獣医の先生とよく相談して、自分のわんちゃんに一番合うお薬を選んであげて下さいね★








*フィラリアの雄と雌
フィラリアの雄と雌では、ミクロフィラリアを生む雌の方が体長が長い(雌は30cm弱。雄は15~20cmくらい)のですが、それ以外にも面白い違いがあります。
s1288306696.jpg


↑これ。しっぽ(?)がくるくるしてるのが、雄で、まっすぐなのが雌なんです。

数的には、雄の方が多いように思います。









*犬以外の動物にも、フィラリア予防?
以前少しお話したかと思いますが。フィラリアはまれに人間や猫などにも感染しますフェレットにも多いようです。

で今回、人間のフィラリア症について少し調べてみたところ、、、「海外の話でしょ」なんて思っていたら、案外そうでもなかったようで…Σ(゚Д゚ノ;)ノ

日本でも過去100例ほど確認されているらしいっす(*_*; こわ…
↓ちなみに偶然見つけたこの画像…感染した方の腕、見て下さい(゚Д゚;)

images,..

私も学生時代に少し聞いた記憶しかないので曖昧なのですが、人の場合フィラリアの感染によってリンパ水腫が起き、手や足がこんな風にパンパンに腫れあがるのだとか…?

ですが日本での感染はごくまれですから、絶対大丈夫です

いや、きっと、かな…。

たぶんね…。

というかそう信じたい(汗)

(蚊の多さや、人種によって本来持っている感受性などが異なるために多発する地域も、海外ではあるのだと思われます)




それから、猫ちゃんやフェレットちゃんのフィラリア予防に関してですが。これはあくまで私の意見です。

フェレットちゃんはフィラリアの予防、した方がいいと思います。イヌ科動物に続いてフィラリア感受性が高いから。しかも身体が小さいですから、少数の寄生で症状が重篤化する恐れもあります。



で、問題は猫ちゃん。

最近の動物病院では、猫ちゃんへのフィラリア予防を進めるところ、増えてきてるみたいです。

…が。

私は必要性をあまり感じません、申し訳ないですが。。。

これだけの数の猫ちゃんが居ても、今まで猫のフィラリア症を見たことがある先生がどれほど居るのか…私聞いたことないんですよ。猫ちゃんは普通みんな予防してないのに。


ごくごくまれに感染する子はいるのかもしれませんが、それを考えてもそこまで必要性はあるのか…?

完全室内の猫ちゃんなら、まず必要ないかと。私は思うのです。

ここだけの話…猫ちゃんにもフィラリア予防をガンガン勧める病院は、利益向上を狙っていr…

・・・・・(。・x・)ゞ


(注:ただし責任はおえませんので、猫ちゃんのフィラリア予防は飼い主様それぞれの判断と、獣医師との相談で決定して下さいね)






…というわけで、以上、フィラリアシリーズでした

最後まで読んで下さってありがとうございました!!

次回はまた新しいシリーズを開始したいと思っています★





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フィラリアのお話(part5)

►2009/06/07 23:29 

フィラリアシリーズも今回でとうとう5回目です☆
今回でシリーズ最終回にしようと思っていたのですが、長くなってしまったので最終回は次回に延期となりましたwwwwwwでも是非最後までお付き合い下さいね♪


part1からpart4まで読んで下さった方は、フィラリアの怖さを充分に知って頂けたのではないかと思います。

↓過去のフィラリアシリーズ、読んでない方はこちらから是非読んで下さいね♪
part1
part2
part3
part4


さて、今回part5では、もしわんちゃんが万が一フィラリアに感染してしまった場合の治療方針に関して(←これ、フィラリアの知識の中では私も苦手分野なので、自分自身の復習も兼ねてますww)書いていきたいと思います(・∀・)







◆もしフィラリアに感染してしまったら??

まず最初に。ひとつだけお願いです。
もし万が一あなたの愛犬が、あなたがフィラリアの予防をしてあげることを怠ったために感染してしまったとしたら、まず深く反省し、これからはもっと愛犬の健康に留意し、治療に励んで下さい。




…さて、このシリーズで何度もお話しているように、フィラリアは予防が一番です。ですが、もし万が一感染してしまっていたら、どのような治療が行われるのでしょうか。簡単にご説明しましょう。




まず血液検査によってフィラリアに感染していることがわかった場合、レントゲンや超音波検査、さらに詳しい血液検査などによって、どれほどの数のフィラリアが心臓に居るのか、そしてどの臓器がどれほどダメージを受けているのかなどを調べる必要があります。ここまでは、感染が判明した場合一般的に行われることです。




そしてその後の治療方針は、大きく分けると3つに分けられるようです。


①ひとつが、外科的な治療。
もっとわかりやすく言えば、手術です。以前少し書いたように、私の勤める病院でも年に数回行われている手術ですが、首の太い静脈、頸静脈から細長い器具を心臓に向かって入れ、心臓内のフィラリアを直接取り出す方法です。

ですがこれはとてもアグレッシヴな治療法。リスクも高く、何よりこの手術を実際に行っている病院は限られています。私の病院でこの手術を行うときも、30分というタイムリミットを設けていて、それ以上長時間に渡る手術を行うことはありません。

ですからこれは、この手術を行わないと助からないと考えられるほど多数のフィラリアに感染しているわんちゃんや、実際に急性症状が出てしまったために緊急的に行われる場合がほとんどなんです。






②二つ目が、猛毒とされる「ヒ素」を使い、成虫を殺すというもの。

…容易に想像できるとは思いますが、こちらも非常にリスクの高い方法。猛毒を使用しなければなりませんし、ヒ素によってフィラリア成虫が一度に死ぬことで血管に詰まりますから、感染数が多かったり、老齢な子には選択されません。実際、現在はこの方法をとる病院は減ってきているようです。




③そしてもうひとつが、温存療法といわれるもの。
これは、これ以上フィラリアに感染しないよう予防を行いながら、心臓のフィラリアの寿命が尽きるまで待つ、という保守的な方法です。(この点に関しては私もそこまで詳しくない上に、最近では病院によって様々な見解があるようなのですが、現在分かっていることのみを書きたいと思います)


シリーズ第三弾でお話したように、フィラリアに感染している場合に予防薬を飲ませると、致死的な副作用が出る恐れがあります。この副作用のそもそもの原因というのが、心臓の成虫によって生み出され、全身を巡っている子虫、ミクロフィラリアが薬によって一度に死んでしまい、血管に詰まったり、体内でその大量のミクロフィラリアの死体が分解されると、大量の毒が流出することで起こるのだそうです。


ですが、一言にフィラリア薬と言っても実は数種類あり、その中には血液中のミクロフィラリアを殺すことなく、蚊に刺されることによって皮下~脂肪組織中に入り込んだ幼虫だけ(以前お話しましたが、フィラリアは一度蚊の体内に入らないと成虫にはなれません)を殺せるものがあるのです。この予防薬を使用して新たな感染を防ぎつつ、心臓の成虫が寿命で死ぬまで待つのです。
ですが、フィラリア成虫の寿命は一般的に5~7年と言われています。つまりこの治療の場合、それだけ時間がかかるということです。




また一方、ミクロフィラリアも殺してしまうタイプの予防薬を月に一度、一年以上投薬し(15~6ヶ月程度が一般的と思われます)、それと同時に副作用対策として、ステロイドの投薬をするという方法もあるようです。これに関しては私自身詳しくないのであまり書けないのですが(勉強不足ですいません><)、私の勤める病院ではこちらの方法をとることが一般的なようです。

このタイプのフィラリア薬の場合、成虫の寿命も縮める効果があり、連続投与期間が終了した時点でフィラリア陰性(成虫が心臓に居ない状態)となれば、それ以後は一般的なわんちゃんと同様の予防法でOK,となります。









…以上、主に三つの方法のあるフィラリアの治療ですが、しかし治療できるから安心、というわけではないことを覚えておいて頂きたいのです。

①、②の方法はリスクが高いということをお話しましたが、③の温存療法でも、長い治療期間中、いつ急性症状が起こるかわかりません。激しい運動や興奮するようなことも、極力控えなければなりません。

そしてフィラリアに感染していると、もし万が一他の病気や怪我で手術を行うとき、麻酔のリスクが高くて断念せざるを得ないこともあります。

なにより、もし治療によって心臓からフィラリア成虫がいなくなったとしても、心臓はひどいダメージを受けており、二度と健康なわんちゃんのような生活はできません。生活する上で一生、様々な規制が必要になるのです。





だからこそ、フィラリアは予防が一番。

フィラリア症は予防は簡単ですが、治療はとっても大変な病気なのです。




長くなってしまいましたが、今日はこのくらいにしておきましょう。
…私自身がしっかり理解できてない部分なので、今回は結構解りづらいかもしれませんm(__)m


次回こそは本当に最終回です


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